ファクトフルネス|高鹿ブログ

Category: 高鹿ブログ, BLOG 2019-05-11

問題です。

世界人口で極度の貧困にある人の割合は過去二十年でどう変わったでしょう?
1 約二倍になった
2 あまり変わってない
3 半分になった

世界中の1歳児の中でなんらかの病気に対し予防接種を受けている子はどれくらいいるでしょう
1 20%
2 50%
3 80%




・・・答えはどっちも3なんです。

そう、僕たちは「意外と」世界のことをしらないんじゃないですか。たぶん、僕らの頭の中にあるのは「先進国」「発展途上国」。ヨーロッパは金持ちでアジアは貧乏。いまだに苦しんでいる子ばかりがいる・・・

それって1970年ぐらいのモデルですよね。そしてそのモデルは大きく変わっているってことをこの本は教えてくれます。あ、そうそう、これ今話題の「ファクトフルネス」(ハンス・ロスリング)って本に書いてあるんです。

ここで大事なことって「世の中の常識は大きく変わっている」ってことですよね。そして僕たちはそんなことも考えながら学ぶべきかも。これ、教育にも言えるんです。例えば漢字練習。昔だと「10回書け」とかよく言われていましたよね。でも教育系のデータを見ますとあまりそのことには意味がないことが統計からわかっているんです。

大事なことはしっかり考えること、そして一度立ち止まること。自分(周りも含みます)の経験談だけで考えないこと。そんなことは学習でも必要です。

例えば
暗記モノはとにかく覚えればいい
英語は書くことが大事
答えは見てはダメ
音楽を聴きながら勉強するのはよくない

こんなことは本当にそうなんですか?って僕は思ってます。どうやったら「できる」ようになるのか。それは「今までそうやっているから」ではダメな気がするんですよ。ちゃんとデータを取ってやってみるのも大事です。

例えば音楽を聴きながらするのはよくないのか。これは「聞いている」ときと「聞いてないとき」を両方やってみてどっちのが学習がはかどるかをしっかりチェックする必要があるんです。僕はそれぞれ個人差があると思ってます。大事なのは対照実験をすること。それによって(自分にとってですよ)「何が正しいか」がわかるんじゃないでしょうか。