テストに出ないので勉強しません|高鹿ブログ

Category: 高鹿ブログ, BLOG 2017-06-06

あまり「試験に出る」なんてことばかり考えているとかえってできなくなりますよって話しです。

いやね、確かにテスト前だったら試験に出ることは大切なんです。そこが気になるのはわかります(そこは否定しない)。でもね、いつもそればっかり考えていると何か窮屈な感じがしませんか。

例えば社会では後醍醐天皇の建武の新政はテストに出ます。うん。室町幕府の基本だしね。でも、彼が部下?(になるのかしらん)として一緒に鎌倉幕府を倒した、新田義貞、楠木正成はテストに出ない。ましてや彼らがどんな風に戦ったかはもっと出ない。でもそれ知らなかったら「後醍醐天皇がどんな政治をしたかったか」は見えてこないし、その部下の楠木正成の苦悩も見えてこない。

つまりはリアルではないんです。

そして「リアルでないもの」は「覚えにくい」んですよ。だってただ「テストに出るだけの記号」になってしまうんですもの。あまりテストに出ないから覚えない、ましてやただ丸暗記をするのは疑問です。丸暗記は入るのも早いけど出るのも早いんです。

これは数学でも英語でもそう。英語だったらwatchとsee,look atの違いはテストに出ないかもしれません。どれも同じ「見る」だしね。でもそれぞれの違いは微妙にあるんですよ。そしてその違いを知ることで英語は「リアル」になるんです。そして「リアル」なものは忘れにくくなるんですよ。

 

だからね

 

あまりテストに出る出ないで勉強するのはやめましょうよ。知識が立体的になりませんから。いや、そんな勉強していて「楽しいですか」って思うんです。勉強の基本は「楽しさ」。その楽しさの基本は「なるほど、そうだったんだ」。ただ覚えるだけ、公式を利用できるだけ、そんな勉強では楽しくないと思うんだけどな。そして楽しくないのは覚えられないですよ。

まあテスト前には試験に出る中心で構いませんけど・・・←弱気だなぁ、自分。