液体窒素(えきたいちっそ)をテーブルに撒くと…|板橋ブログ
液体窒素って知っていますか?
空気中にたくさんある窒素(ちっそ)。
普段は気体なのですが、それを液体にしたものです。
温度はなんと、-196℃(マイナス196度)!
液体窒素の中に入れたバナナは、釘(くぎ)を打てるくらいにカチコチに凍ります。
では、ここでクイズ。
液体窒素をテーブルに撒く(まく)とどうなるでしょうか?
実はこれ、わたしが都内の科学館に訪れたときに、スタッフの方が実験してくれたものです。
さて、いったいどうなると思いますか?ちょっと考えてみてください。
テーブルが凍りつく。
冷たすぎてテーブルが割れる。
そもそも撒かない(笑)
いろいろな答えが飛び出しそうです。
ひとつヒントを。
よ~く熱したフライパンに、水をパッとふりかけるとどうなるか?
これは、水が玉になり、約230℃のフライパンの上をころころと転がります。
さあここで!
「水」と「フライパン」の温度差。 230℃ - 10℃ =220℃
「液体窒素」と「テーブル」の温度差。 20℃ - (-196)℃ =216℃
どうでしょう?ふたつの温度差が似ていませんか?
そう、クイズの答えは、
「液体窒素の水玉が、テーブルの上をパァアア―――――――!!!っと転がる!」です。
まるで小さなビー玉のように。会場は「うわー!すごいっ!!」となりました。
一見『別な』ことでも、
「温度差」から見れば、
水とフライパン、液体窒素とテーブルは『同じ』なんですね(^^)
だから同じような結果になる。
あとは「風船に液体窒素を入れて風船の口を閉じるとどうなるか」なんて実験もやりました。
これはドキドキしました(笑)
学校とは一味ちがった理科の世界が科学館にはあります。
理科が嫌いな君もぜひ遊んできてみてください。
きっと楽しめますよ☆