液体窒素(えきたいちっそ)をテーブルに撒くと…|板橋ブログ

Category: 板橋ブログ, BLOG 2015-05-26

 

 

液体窒素って知っていますか?

 

空気中にたくさんある窒素(ちっそ)。

普段は気体なのですが、それを液体にしたものです。

 

温度はなんと、-196℃(マイナス196度)!

液体窒素の中に入れたバナナは、釘(くぎ)を打てるくらいにカチコチに凍ります。

 

 

 

 

では、ここでクイズ。

 

 

 

液体窒素をテーブルに撒く(まく)とどうなるでしょうか?

実はこれ、わたしが都内の科学館に訪れたときに、スタッフの方が実験してくれたものです。

 

 

さて、いったいどうなると思いますか?ちょっと考えてみてください。

 

 

テーブルが凍りつく。

冷たすぎてテーブルが割れる。

そもそも撒かない(笑)

 

 

いろいろな答えが飛び出しそうです。

 

ひとつヒントを。

 

よ~く熱したフライパンに、水をパッとふりかけるとどうなるか?

これは、水が玉になり、約230℃のフライパンの上をころころと転がります。

 

さあここで!

「水」と「フライパン」の温度差。    230℃ - 10℃ =220℃

「液体窒素」と「テーブル」の温度差。  20℃ - (-196)℃ =216℃

 

どうでしょう?ふたつの温度差が似ていませんか?

 

そう、クイズの答えは、

 

「液体窒素の水玉が、テーブルの上をパァアア―――――――!!!っと転がる!」です。

 

まるで小さなビー玉のように。会場は「うわー!すごいっ!!」となりました。

 

一見『別な』ことでも、

「温度差」から見れば、

水とフライパン、液体窒素とテーブルは『同じ』なんですね(^^)

だから同じような結果になる。

 

あとは「風船に液体窒素を入れて風船の口を閉じるとどうなるか」なんて実験もやりました。

これはドキドキしました(笑)

 

 

学校とは一味ちがった理科の世界が科学館にはあります。

理科が嫌いな君もぜひ遊んできてみてください。

きっと楽しめますよ☆