報告|高鹿ブログ
昨日、教室で事務仕事をしていたら中3生がやってきた。
彼女は先日、東洋大牛久の推薦を受けた生徒。ちょうど昨日はその合格発表だった。
「受かりました。ありがとうございます」
そう言って彼女は頭下げた。ふかぶかと。
思えば彼女が塾に来た時はまだ中学1年のころだった。そのころは学校の勉強にも苦労し、どの科目も平均点を割っていた。順位も後ろから数えたほうがはやかった。
でも、彼女はじっくりと確実に勉強をした。
その歩みは速くない。というか寧ろ遅いぐらいだった。理解にも時間がかかった。でも彼女は諦めることなくゆっくり、ゆっくり前を向いて勉強した。
偏差値もいつのまにか50を超え、東洋大牛久の合格も見えてきた。一年のころよりも学校成績もよくなり推薦も貰えるようになった。
「ありがとうございます。先生のおかげです」
違います。あなたが合格したのは私のおかげなんかではありません。あなたの努力が実を結んだんです。私が「こうしたほうがいい」と言ったことはあなたすべてとりいれたじゃないですか。私が家ではいい加減になるから塾にきて勉強しなさいと言ったらあなたは塾のない日でも自習室で黙々と勉強していたじゃないですか。自分がしたことを誇りに思って前を向いてこれからもがんばりなさい。そしてあなたを教えることができたことを私はうれしく思います。
合格おめでとう!
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