高校数学につまづかない|板橋ぶろぐ
夏休みももうすぐ終わり。新学期の準備はいかがでしょうか。
さて、今年もたくさんの高校生が個別授業のサマーマイティーを受けています。
とくに数学を受ける生徒さんが多いです。みんな苦戦しています。
「中学の時はもうちょっといい点数だったのに」
「本当は理系に行きたいのに、もう文系に進むしかないのかな…」
といった悲しい声も聞こえます。
高校の数学は、ことばや定義、定理を正確に理解しないとどこかでつまづきます。
わたしも高校数学で泣いた一人です。
忘れもしない「対称式と交代式」の単元…(青チャートの13番でした)
対称式と交代式って何でしょう?
対称式というのは、たとえば「2+3」や「5×8」といった式です。二つの数字を入れ替えても答えが変わらない式のことを言います。「2+3=5」→「3+2=5」
交代式というのは「2-3」のような式で、二つの数字を入れ替えると答えの符号が変わる式のことを言います。「2-3=-1」→「3-2=1」
高校1年生のはじめのころに習ったのですが、理解するのに2年かかりました(笑)
なんでこんなに簡単なことがすぐに理解できなかったんだろうと今でも思います。
授業中にちゃんと話を聞いていなかったのもあるのでしょう。
また、理解力が未熟だったこともあるのでしょう。
ある日、高校3年の数学の授業で先生に指されました。
「この問題は、まさかの、あの交代式を使うのでは…」と思い、さらっと答えたら、
(普段の成績が悪かったためか先生も一瞬止まって)
「素晴らしい!そうだね、交代式を使うんだね。」と一言、褒められました。
答えた後、「あんなに苦しめられた交代式で褒められるとは(笑)」とひとりでニヤニヤしていました。
単元は違えども、きっと数学でつまづく高校生は多いのだと思います。
そこでおすすめしたいのが最近読んでいるこの数学の参考書です。
。
マセマ出版というあまり馴染みのない出版社のものですが、講義スタイルの参考書で、
説明が超ていねいです。くどいといっても間違いではありません(笑)
でも、教科書では説明されていないところまでわかりやすく説明されているので、数学で困ってる皆さんには一度読んでみることをおすすめします。
苦しんだ後におとずれる理解は、世界が違って見えるほどの快感があります。
わたしも交代式で2年間悩んだ甲斐がありました。