小論文の入門に|板橋ブログ
2学期に入り爽やかな秋の気候になりました。
それと同時に自然災害が続き、地球の力の大きさと脅威を感じます。
小論文のスタートで困っている人へ
さて、入試も近くなる中、推薦入試やAO入試の小論文の指導も始まりました。
私自身も小論文の書き方を見直そうということで、
「小論文 書き方と考え方(講談社選書メチエ 大堀精一著)」という本を読みました。
この本には技術的なことは多くは書いてありません。
しかし題名にもある通り「書く」ということの根っこにある「考え方」を示してくれます。
最近「課題文の意見に賛成するのがいいのか、反対したらいいのか」といった質問が生徒からありました。
これまでに読んだ小論文の本の中では「反対意見を書けば評価がアップ!」とか、「賛成するだけでは個性がなく、点数は低い」といった、どうすれば点数につながるかというアドバイスがメインに書かれていました。
しかしこの本では賛成・反対以前に、一つの型を使いながら、まずは課題文の中で課題文の筆者が主張したいテーマと意見をきちんと把握することに焦点を合わせます。課題文の読み方から教えてくれます。
それを踏まえた上で小論文の書き方を、奇をてらうことなく示します。
また例に挙げられている課題文の内容も現代を生きる上で考えさせられるものが多く、この本から別の本に手が伸びました。
「小論文ってなんだ?」とスタートで困っている人に是非お勧めします。
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