人に動かしてもらえるということ|笹目ブログ
多分私が中学生の頃だったかと思います。「他人のことよりまず自分のことをしろ、今他人のことをする必要があるのか。」みたいなことを言われて「ダチのために行動して何が悪いんだ。」と言い親と大喧嘩した覚えがあります。
私と同い年で元ホーム・スクール生の友人がいるのですが、彼は授業には遅刻し宿題はやってこない生徒で、そのとき○○先生に「君がやっていることはここに通わせてくれている君のお母さんの気持ちをドブに捨てているのと一緒だよ。」と言われたのを今でも憶えていて、「あぁ、そうだよな。と素直に思えたんだよね。」と言っていました。それ以来、彼は遅刻もせず、宿題も必ずやってきたそうです。
昨日、私は☐☐先生とジョイフルホンダに買い物に行きました。戸頭教室の改装のための下見と消耗品の買い物をするためです。一昨日☐☐先生に「一緒に下見に行きませんか?」と誘われたのがきっかけでした。恐らく私1人なら後回しにして、行くのは随分後になってからだったでしょう。
何故こんな話をしたかというと、もちろん個人差はあるでしょうが、人って「誰かのために」とか「誰かが誘ってくれたから」とか、人との関わりで動いていくものなんじゃないかと実感したからです。正直に言うと私はとてもものぐさな人間なものですから、自分のためにとか自分がこうしようと思ったことでも、「べつにに後でいいや。」と面倒くさがってしまうことが多々あります。でも確かに「△△のためだから」と思えたことには自然と足がすぐ動くように思います。
もしかしたら、みなさんも同じなのではないでしょうか。
だから、と言うとなんだかまた説教臭くなってしまうのですが、この「誰かのため」の力を上手く自分も伸ばす方向に使えないものかとも思います。例えば、○時~☐時までは勉強すると保護者の方と約束してみたり、学校の休み時間に友達と宿題を一緒にやってみたり、友達に「今日、塾の自習室行ってみない?」と誘ってみたり・・・。勉強のことばっかりですね。私、塾の先生なんで、すいません。ただ、こうした約束や人へのはたらきかけが、どんなことでもですが、自分を伸ばす方向にも作用するなら、それはとても素晴らしいことだと思うんです。
私もこうして実体験をしたわけですから、これを機会によりいっそう塾生の皆さんを動かすはたらきかけをしていこうと思います。そしてこれから先、私も皆さんに動かしてもらえることに感謝しています。